体も心ももっともっと別の世界へ行ける

こういう世の中の状況で、1回目の緊急事態宣言が出た4月は、ヨーガも動画でやって下さいっていうリクエストがあって、お教室は休みました。

世の中がみんなそういう動きになったと思うんですけど、それによって、アーサナの実習で怪我をしてる人がものすごく増えているのだそうです。

ヨーガ専門のヨガ保険までできたんだそうです。

ヨーガは本当に素晴らしく、心身を鍛えて健康に、しかも豊かにですね。自分の五感がボケてこないように、いつまでも年齢に関係なく、ビビッドに感性を高め続けることもできますし、カレンダーの年齢と関係なく、筋肉をある程度まで若い状態、しなやかな状態に保つこともできます。

そういう非常にパワフルなメソッドですけれど、画面を見ながら知識不足のまま真似てやったり、インストラクターのインストラクションを聞きながらやった人のなかでも、怪我をした人が80%というデータが出てました。ものすごい数の怪我人がでている。

正しくやるっていうことが、いかに重要かということですね。

国家試験がないがために、即席で3カ月のコースを受けたらもう先生になれるジャンルなので、なんとなくビデオを見たりして、すぐにできそうな気がするのがヨーガなんですね。

けど、怪我をしては意味がないので。

シャンティパットのヨーガは、骨格を変えるという中心の柱があるので、骨格を変えるときには必ず好転反応が出ます。

それが好転反応なのか、怪我をしたのかっていう見極めが、経験の浅い人には非常に分かりにくいことですね。

今回の緊急事態宣言でもスタジオをクローズして、動画でリモートでやればいいって考える人もいるかも知れないんですけど、私はとても怖くて、できることならば極力避けたい。

実際に目の前で見ていると、今、負荷をかけているから、必ず反応が出て、調整のために腰が動かなくなるときがくる、それは1週間経つととても大きな変化を生んで、足首から頭蓋骨のてっぺんまで整ってくるための動きだからっていうことを見ています。

画面だと私が発信するだけで、画面の向こう側で何をしているかが見えないので。それで突然腰が痛いですって言われても、それが反応なのか怪我をしたのかが分からない。

なのでですね、ポーズの説明を聞くときから集中してください。ぼーっと聞いていると正しくできっこないです。

なぜなら私はこのポーズを40年間やり続けているんですから、ほぼ毎日。

そこで見つけたエッセンスを、最も少ない言葉数で一瞬で説明しちゃうので、相当集中して聞いていないと、なかなか聞き取るのも理解するのも難しいと思います。

怪我はしなくても、骨格を変えてどんどんパワフルに元気になるには遠回りです。

自分でこのポイントを見つけるのは、なかなか大変なことです。

皆さんはプロじゃないし、このことだけをやっている訳じゃないからですね。

そのためにレッスンにきているので、ガッと集中して、そこで自分の体に向けてそれをどうやって使うかということを意識する。

そういう意識でやっていると、反応はどんどん出て素晴らしく調整される。怪我はしません。しない様に見張ってますから。

体も心も、もっともっと別の世界へ行けるっていうことです。

今までの、線で繋がっていた自分じゃなく、ポンって、点で飛んでいく。

あっ、こんな所に才能があったんだ、ということが分かるような、世界の広がりを体験すると思います。

2021年1月16日(土)朝のレッスンで

アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ