Kirtanキールタン

キールタンで、内面の輝きと美しさ、
そして自由を!

キールタンは、サンスクリット語の神様のお名前をメロディーに合わせて歌い上げ、讃えるインド版の讃美歌です。
インドでは広く浸透し、寺院はもちろん、街角でもよく耳にするポピュラーなお祈りです。

シャンティパットでは、2004年よりキールタンの練習を開始し、毎月新月の前後にキールタンの集いを行っています。
グルーマントラやアラティを始め、何曲もキールタンを歌い続け、心とからだの解放と、エネルギーが充満する心地よさを共有しています。

現在は、ハーモニュームを中心に、コール、マンジーラ、ギター、ベース、フルートが加わった Satyam Kirtan Band(サッティャン・キールタン・バンド)を結成し、キールタンをさらに進化させる新しい試みに取り組んでいます。

対象:誰でも参加できます。非会員の方にも広く呼び掛けていますので、皆さんお誘い合わせの上ご参加ください。
日程:毎月新月の前後。土日のいずれか。午前中。
会場:湯河原スタジオ(さゆらばな)
※日程は随時〈お知らせ〉に掲載されます。
※興味のある方は〈お問い合わせ〉ください。

キールタンで使う楽器

【ハーモニューム】
ハーモニュームはいわばインドの小型リード・オルガンで、片手で背面のふいごを動かし空気を送り込み、片手で鍵盤を弾いて演奏します。鍵盤の下にノブがついており空気の調節弁になっていて、これを引くと音が変わったり、常時特定の音が出ているようになったりします。近代、西洋から伝来しインド風に改良されたもので、この楽器は基準音を得るのにとても重宝され、またたく間に全土に広まりました。今では古典だけでなく、各地の民謡や民俗楽、大衆歌謡や宗教歌の伴奏などオールマイティーに活躍する楽器です。
 【コール】
長さの異なる円錐を二つ合わせた形の胴をもつ両面太鼓です。胴は素焼きの土で、床に置くか肩から紐で吊るして水平に構え両手で打ちます。小さい面はかん高く金属的な響きをもちますが、大きい面は低く深みのある音がします。キールタンをはじめ、民俗音楽の伴奏に広く用いられています。

 

以下、BSY(ビハール・スクール・オブ・ヨーガ)の資料より引用します。

キールタンの原点

キールタンはバクティ・ヨーガに含まれます。
バクティ・ヨーガとは、「献身」を通して絶対的な存在と結合するための方法を体系化したものです。
「感覚の強さ」を通して神を知る方法でもあります。
強い感情には、人々が潜在的に持っている力を覚醒させ、活性化させる働きがあります。
神と人の感情的な絆は、人を神の高みまで引き上げて、最高の真実、美意識、喜びを体験する助けになります。
バクティ・ヨーガとキールタンは神を知る上で最も早くて簡単な方法です。
また、こころは、様々な気分、気質、思い込み、空想などが集まってできています。
この世界で知った様々な私情や感情などが複雑に絡み合っています。
ヨーガには、こころをコントロールする様々な方法があり、バクティ・ヨーガ、キールタンもその一つです。
唱えるだけで、長年の悪癖を克服したり、心のあり方を変えたり、ネガティブな性質をピュアで創造的でポジティブな性質へと導く糧になります。
科学や理屈ではそのメカニズムを解明できませんが、実際に経験してみると、そのパワーを感じることができるでしょう。

言葉のパワー

キールタンは神の名前を繰り返し唱えるものですが、それこそがパワフルな理由です。
一つ一つの言葉には、偉大なパワーがあり、ただ「ピクルス」とか「デザート」とか口に出しだだけでも、口のなかには唾液があふれてくるでしょう。
「バカ」と言われれば、それだけで気持ちは攻撃的になったり、反感を覚えるはずです。
ごく身近な言葉でさえそれだけの反応があるとしたら、神の名前を口に出したときにはどんな影響があるか考えてみてください。どの神の名前も、神聖な力と美と甘露に満ちています。

欲しいものの名前をいつでも口に出していれば、それを手に入れられるのかと尋ねる人がいます。
たとえば、「車、車、車が欲しい!」とか。
では、「ラム、ラム、ラム」とか「イエス、イエス、イエス」とか神の名を叫んでいれば、神に会えるのでしょうか。
答えはいたって簡単です。
自転車はあなたの内にはありませんが、神はあなた自身のハートの中にいます。
とても近くにいる存在なのです。
ラムとイエスと繰り返し唱えると、こころは一点に集中します。
それがより高い次元への意識の拡張と導いてくれるのです。
こころは静かになり、ハートは神のビジョンを獲得します。
神の名前は、神そのものと同じくらい素晴らしいものなのです。
他の物の名前とはまるで違います。

もう一つ、例をあげましょう。ここに、ぐっすり眠っている男性がいます。プラーナがあふれている状態です。
あなたがそれを見て「あっ、プラーナだ、プラーナだ!」と騒いでも、彼は目を覚ましません。
彼の名前を呼んであげれば、すぐに起き上がるでしょう。名前には、それだけの力があるのです。

神の力はまず、言葉や音の振動というかたちで現れます。
かすかな音が、瞬時に神聖な意識へと誘ってくれることをヨギたちは確認してきました。
そうした言葉がマントラと呼ばれています。
そして、マントラに秘められた力を覚醒させる最善の方法の一つがキールタンなのです。

キールタンの方法

こころの音楽の言語が、ハートの言語なのだと考えてください。
バクティがあるところには、必ず音楽もあります。
両者は、切り離すことのできないものなのです。

音楽は、リズムとハーモニーから成り立っています。
その意味で、宇宙にあるすべてのものは、音楽なのだと考えることができるでしょう。
太陽も月も、宇宙のリズムで定められたとおりに昇り、沈みます。
鳥のさえずりは、美しいメロディーです。
それは、音楽そのものではありませんか。
おびただしい数の鳥たちがそれぞれに喜びを表現している早朝は、壮大な交響曲を聴く思いです。

私たちのからだも、一定のリズムにそって機能しています。
これも、音楽です。
私たちは宇宙の法則の一部なのですから、私たちの人生は音楽なのだと言えます。
しかし、ほとんどの人の人生は音楽を奏でてはいません。
自然のリズムやハーモニとかけ離れた生き方をしているからです。
それが、不幸、不満、不和、病気の原因になります。
キールタンやマントラは、人生のリズムを取り戻す最高の方法です。
喜びに満ちてキールタンを歌うとき、私たちは、命の流れとのつながりを取り戻すのです。

キールタンの方法は、『タイム』誌的に言えば、「着信と応答」です。
美しい出来事に出会ってこの上ない喜びに満たされるとき、あなたはその出来事に参加していて、一つになっているはずです。
キールタンも同じです。
キールタンでは、皆で歌を歌います。
ただ聞くだけの人は一人もなく、参加している全員が歌います。
リードする人がマントラの一節を歌い、参加者全員でそれらを延々と繰り返します。
声が美しくなくてもかまいません。重要なのは熱意です。こころを開き、口も大きく開いて歌ってください。
キールタンのもう一つの要素は、拍子をとって、リズムとハーモニーをあわせることです。
これは、あなたの内面にある喜びを表現する助けになります。

キールタンの目的と恩恵

献身と愛は、人の本質です。
ただ問題なのは、たいていの場合、私たちの愛は有限の目的に向けられていることです。
それは、うつろいやすく、壊れやすく、実体のないものなのです。
こうした愛は純粋な愛ではなく、付属品に過ぎません。

バクティやキールタンは、愛や献身の目的が有限なものではなく、絶対的な高みへおかれている、純粋な愛の表現法です。
これこそが普遍的な愛であり、万物に対する愛です。
なぜなら、すべてのものは一つにつながっているのだという認識に基づいた愛だからです。

キールタンとは、物欲をかなえるために神に祈るものではありません。
何ら見返りを求めない神聖な愛であり、神への賛美です。
私たちの上に降り注がれている大いなる威光に対する感謝なのです。

それは神への愛であり、一切の取引や期待はありません。
恐れからではなく、喜びから発せられる愛なのです。私たちは強いエゴで殻をつくり、神の喜び、力、愛を見失っています。
キールタンは私たちを忘我の境地に導き、私たちを神の意思を表現する一つの楽器にしてくれるのです。

キールタンの肉体的な恩恵

  • 血液の循環と血圧が適切にコントロールされることで、ストレスに対応する過剰なホルモンの分泌が抑制される。それによって、全身がリラックスする。
  • 副交感神経を刺激して、からだをリラックスさせる。それによって、攻撃性や心配性が抑えられる。
  • 肺がより効率よく働くようになる。肺胞が拡張してより大くの酸素を取り込みやすくなるので、呼吸の回数は少なくなる。
    この深く長い呼吸は、リラックスした状態を導く助けになる。
  • キールタンは、特に左の鼻孔を通した呼吸を優勢にさせる働きがあり、それが内的な静寂や平和をもたらす。右脳を活性化させ、脳の創造的な領域がより活発に働くようになる。キールタンを継続して実践することにより、左右の鼻孔の呼吸のバランスが適正になり、それが交感神経と副交感神経の活動のバランスも調整してくれる。
  • 敬虔な気持ちで行うチャンティングとキールタンによって、大脳皮質と大脳辺緑系の興奮が抑えられ、アルファ波が増大する。それによって、精神と感情の両面でリラックスし、肉体もリラックスしていく。

キールタンの精神的な恩恵

  • 個性と知識を変えるうえで、強力なツールになる。
  • 感情を表現し、愛や希望をふくらませるのに最高の手段になる。
  • 病気を治療する助けになる。多くの聖人たちが、キールタンの持つ美しい旋律の音によって様々な病気を治療してきた。キールタンは病気に対して、想像を絶する力を秘めている。
  • 神経の緊張を和らげ、緊張していた組織に本来の機能を取り戻させる。
  • キールタンによって作られるハーモニーの振動は、容易にこころのコントロールを助ける。こころに恵み深い影響を与える。
  • リラックスできて、心配、不安、気苦労を取り去る。
  • 日常の環境の苦悩や混乱からこころを切り離すのを助ける。そのため、苦しんでいる人を慰め、安心させ、元気づけてくれる。

キールタンの霊的な恩恵

  • 有限のものにとらわれたエゴを溶かして、無限で普遍の意識へ導く強力なツールになる。
  • 直感的な知識と理解をもたらす。
  • 神の名を歌うことで生まれるハーモニーの振動が、こころと感情のコントロールを助け、霊的な次元において短時間で成果をあげることを助ける。
  • 知識、知恵、喜びの最高の宝庫と向き合うことができる。キールタンによってSamadhi(超意識の状態)に入った人は、神の次元の平和、至福、愛、光を体験する。
  • もっとも高いレベルに達すると、絶対的な存在と一体になる。エクスタシーと極限の愛に包まれながら、神との一体感を体験する。

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