Point 1-1 スピードアップのための3つのテクニック

もっとアメイジング!
アメイジング・ヨーガ®で、心も体もどんどん早く変わっていくための、大切な3つのテクニックです。

一息10秒吐ききる

アメイジング・ヨーガ®のアーサナでは、
「鼻から2~3秒でお腹に息を深く吸い込み、口から10秒かけてすべて吐き切る」のが基本の呼吸です。
この呼吸に動作を合わせて、筋肉の動きや体に感じる刺激に意識を集中させます。

10秒かけてしっかり吐ききることがとても大事です。
この時、ゆっくりお腹をへこませ、肛門がおへその裏まで来るように引き上げながら締めて吐ききります。

アーサナでは、普段の生活では使ったことのない筋肉も使いますから、呼吸が浅くなりやすいのですが、体内の毒素を全て完全に出しきる気持ちで一息10秒、しっかり吐ききる。この一息10秒の呼吸法が、骨格矯正パワーの源になります。

この呼吸と動作が合うと、血流がどんどん良くなり、肌にみるみる透明感が出てきます。
真冬でも汗をかき、その汗も毒出しの効果があります。
1回ごとのレッスンでまず体型が変わり、その積み重ねで正しい骨格になります。
O脚や前肩、猫背、骨盤のねじれなどが解消し、冷え性、便秘、頭痛がすぐに改善されます。
おまけにバストアップや小顔、鼻筋が通り、目が大きくなる。眉毛が濃くなる。
もちろん小尻でヒップアップなどの美容面での効果も実感するでしょう。

刺激を見つける

アーサナのポイントは、いかに「刺激」を見つけるか、にあります。
痛くないように楽にやっているだけでは、効果はありません。

負荷が筋肉を育てる

傷口に粗塩をすり込むとか、お酒を吹きかけるとか、昔々の荒療治のやり方は「え~っ!? そんな野蛮なこと、できっこない!!」と思いますね。
ですが、何もしなければ傷が膿んでいくという時代には不可欠の治療法だったのです。
アメイジング・ヨーガ®のアーサナはそこまでの荒療治ではありませんが、早く正しい骨格になるために、(「痛~い!」ではなく)──「刺激」を見つけるのがポイントです。

アーサナをやっていて、どこにも「刺激」がなければ、筋肉自体には負荷がかかっていません。
脳が筋肉に指令を出し、どの部分に負荷をかけたらよいかという意識が働き、その負荷で初めて刺激が生まれます。
この時、筋肉に新鮮な酸素と血液が多く集まり、刺激が筋肉を育て汚れを取り除きます。

アーサナごとに刺激を見つけて筋肉に負荷をかけると、筋肉がどんどんしなやかに強く育っていき、早く正しく使えるようになります。筋肉を正しく使えれば、骨格が「キュッ」と変わります。

さらに、「自分の力で骨格を変える」という強い気持ちがどんどんみるみるスピードを上げます。

体のかたさはマイナスポイントではありません

胡坐(あぐら)がかけない、和式便所でしゃがめない、顎を上げてうがいができない、手をつかずに長座ができない、という体のかたさでは日常生活のどんな動きも疲れますよね。
信じられないかもしれませんが、「こんなに体がかたいからヨーガなんてとんでもない!」という人ほどびっくりするぐらい早く効果が出ます。
かたい人ほどどんなポーズでも簡単に刺激が見つかり、たいした負荷をかけずに筋肉を目覚めさせることができるからです。
1カ所が目覚めれば、連動して他の筋肉も使いやすくなります。
体のかたさの原因を容易に取り除くことができます。

手足が長くて体がやわらかい人は、アーサナがたやすくできてしまいます。
刺激が見つけにくいので、効果を出すために、より強力な根性と集中力がいるのです。

体がかたいからといって心までかたくして、自分の体を否定し、縮こまるのはやめましょう。
アメイジング・ヨーガ®はあなたの心と体を解放し、伸びやかでしなやかな新しい人生を生きるお手伝いをします。

背筋、大腿四頭筋、内転筋の強化

背筋こそ美しさの秘訣

腹筋を鍛えてはいけません!
鍛えるべきは、「腹筋」ではなく「背筋」です。

人間の体は一枚の皮で包まれています。
腹筋を鍛えると、顔の筋肉は下がり、バストも下がり、膝のお皿も下がり、お尻も下がります。
お腹を縮めることで全ての皮がお腹に引っ張られるからです。
世の中の一般常識では出っ張った下腹部を目立たなくさせるために腹筋を鍛えると良いと言われ続けていますが、健康面でも美容面でもこれは間違いです。

日常生活では常に腹筋を使っています。
くしゃみ、排便、デスクワーク、料理、運転など、いつでも腹筋を使って前屈みになることが多いのです。
腹筋が強くなるとさらにお腹が縮んで肩甲骨が離れ、背中がどんどん丸くなります。
膝が伸びなくなり、前肩になるため二の腕も太くなります。自分で老人体型をせっせと作り上げているようなものです。
そればかりでなく、腸腰筋を縮め続けることで足が上がりにくくなり、つまずいたり転びやすくなります。
胃や腸が圧迫されて働きが悪くなり、わき腹に無駄な肉が溜まります。

逆に背筋を鍛えると、全ての皮が背中の中心に引き上げられるので、膝のお皿が上がり、腸腰筋が伸び、肋骨が上がり、バストアップし、鎖骨が開き、肩甲骨が真ん中に寄ってヒップアップします。
顔全体がリフトアップし、顎のラインもシャープになります。

「全ての病気はお腹から」と東洋医学では考えられています。

お腹がやわらかく、伸びやすいと免疫力をつかさどる小腸がよく働くので、生命力も高まり、体温も上がり、毒素が溜まりにくいため、贅肉がつかず、バイタリティーに溢れいつも元気で若々しくなります。
さらに横隔膜がよく働き、深い呼吸も楽にできるので、心も安定しいつも余裕があります。

鍛えられた大腿四頭筋は年齢を超越

細い棒のような足のファッションモデルが流行ったりして、「私もあんな細い足になりた~い!」と、思うのは浅はかです。
足の筋力がない人は立ち姿も安定せず、ウォーキングスタイルに脆さと弱さが見え隠れし、とてもはつらつと元気で若々しいとは言えません。

大腿四頭筋は体の中で一番大きい筋肉です。
体重を支え、膝を安定させ、歩いたり走ったり立ち上がったりという動作をスムーズに行うための大切な働きをしています。
ここが衰えると一気に老化が進みます。
逆に、鍛え続ければいつまでも年齢を感じさせない軽やかな体の動きができます。

長座で膝の裏がピタッと床につくのもこの大腿四頭筋の働きです。
膝、腰、肩の痛みは大腿四頭筋を鍛えればかなり改善されるでしょう。
筋肉には伸筋と屈筋があり、屈筋はしなやかにやわらかく保つべきなのです。

腹筋同様、屈筋であるハムストリングスも鍛えてはいけません。
鍛えると、膝が伸びなくなり、鼠蹊部(そけいぶ)が縮み、血流が悪くなり、リンパの流れも悪くなります。

アメイジング・ヨーガ®では、準備運動に空気椅子を取り入れ大腿四頭筋を鍛えて、きれいでまっすぐな力強い足で立つ、年齢を超越した若々しく軽やかな体を作ります。

強い内転筋は高い免疫力の証拠

仰向けに寝た時、大の字のように足を開きたくなる人は要注意。
椅子に座った時、両足の膝頭が自然にピタッとつきますか?

膝を曲げて前かがみで、体を左右にユサユサ揺らして歩く姿は老人そのものです。
若くても内転筋が弱い人は体幹に力が集まらないのでこんな歩き方をしています。
大腿四頭筋が外に張り出し、必要以上に太い太腿も内転筋の弱さの現れです。
強い内転筋は大腿四頭筋を中心へ引き寄せ、まっすぐできれいな足をつくります。

肝臓、腎臓、膵臓などの大切な臓器の経絡は全て内転筋のそばを走り、太い動脈・静脈も通っています。
内転筋が弱いと、ポンプアップで血液を内臓に送りこむ力も弱いので、全ての臓器の機能が低下します。
内転筋を強化すれば、内臓の働きが良くなり、免疫力も上がります。

アメイジング・ヨーガ®では、準備運動でピラティスリングを使って内転筋を効率よく強化し、アーサナの効果をより高め、骨格矯正のスピードアップを図ります。

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