生きていることは楽しいことだと、思えるようになりました。
当時の私には、いつも不満がありました。周りがいつも羨ましく見えました。両親のことも好きになれませんでした。人と会うのが嫌になり家に引きこもるようになりどんどん鬱状態になってしまいました。当然身体の巡りも悪く、貧血・冷え性・便秘・不眠などどんどん体が重くなっていきました。そんな状態を見かねた母が、無理やり引きずるようにして私をシャンティパットに入会させました。
引きこもり、鬱状態からの脱出・・・遠藤 恵
年齢 | 38歳 |
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性別 | 女性 |
在籍 | 16年 |
◆ | シャンティパット公認インストラクター |
- シャンティパットに入会したのは、22歳の時です。
当時、友人関係で揉めたわけでも、何か上手くいかないことがあったわけでもないのに、私にはいつも不満がありました。
周りがいつも羨ましく見えました。
生きていることがなんとなく面白くなくて、自分は何のために生まれてきたのかをずっと考えていましたが、分かりませんでした。
両親のことも好きになれませんでした。
そんな状態で、ふと学校に行かなくなったら、人と会うのが嫌になり家に引きこもるようになりどんどん鬱状態になってしまいました。
当然身体の巡りも悪く、貧血・冷え性・便秘・不眠などどんどん体が重くなっていきました。
そんな状態を見かねた母が、無理やり引きずるようにして私をシャンティパットに連れていき、半ば強制的に入会させられました。
シャンティパットには嫌々入会しましたが、まさみさんの教えて下さるアーサナを1レッスンやるだけで、ビックリするほど体が軽くなり、悩んでいた冷え性や便秘はあっという間に良くなりました。
体が軽くなると心の鬱々とした気持ちも少しずつ軽くなっていきました。
体と心は紙の表と裏ということをものすごく実感しました。
レッスンでは、アーサナの他にも楽しみなことがありました。
それはシャバアーサナの間にしてくださる、まさみさんのお話です。
そのお話の中には、私がずっと考えていて、分からなかったことの答えがたくさんありました。
シャバアーサナの間の5分〜7分の間でどんどん頭の曇りが取れていき、「そうやって生きていけば良かったんだぁ」と心が軽くなっていきました。
理解するだけでなく、実際に出来る、自分の当たり前のことにするという練習は簡単ではありません。
入会から16年間経った今も練習中です。
でも、まさみさんに出会わなければ、自分が恵まれているということへの感謝も、親や周りへの感謝もありませんでした。
恩を返すということも、思いもしなかったと思います。
周りと比べるのではなく、昨日の自分と比べてどれだけ成長しているかということがわかったとき、自分が無知で愚かだったということがわかりました。
それと同時に、自分で作った重りから解放され、心が楽になりました。
今の自分は、自分が選んで生まれてきたということを知り、生きる覚悟が出来ました。
そして、「あなたはとても我儘だ」とまさみさんに叱られたとき・・・自分では気づいていたけどそれを隠して隠していい人を演じていたのに・・・でも、本当のことを言ってくれる人が現れたことへの感謝と喜び・・・そして「私は我儘なんだ」と自分でも認めることができたとき・・・ものすごく心が軽くなりました。
まさみヨーガに出会えて、生きていることは楽しいことなのだと思えるようになりました。
まだまだ「なりたい自分」への道のりは長く課題も山積みですが、それを楽しみだなぁと思えるようになったのは、まさみさんに出会えたおかげです。