Voiceメンバーの声・・・2018

体の発してくれた脊椎側弯症という危険信号に、今では感謝しています。

30歳の時の脊椎側弯症による痛みから、様々な骨格矯正や体質改善を試してきました。シャンティパットのヨーガに出会い、きつくて「やめたーい」と思いながらも続けてきました。それでもヨーガはきちんと結果を出してくれました。

体の発してくれた危険信号に感謝・・・酒井洋子

年齢48歳
性別女性
在籍18年
 
30才のとき、ある朝起きたら、首から背中にかけて激痛が走りました。
首か背中か、どこかの骨がずれるか折れるかしたように痛い。息を吸い込むと全身に痛みが突き刺さる。
痛みをこらえながら病院に行き、レントゲンをとりましたが、医者からは「何ともない」と言われました。
汗だくで前かがみで荒い呼吸をする私に、お医者さんが言った言葉は「気のせいじゃないですか」と。

実は、高校生の時に重度の「脊椎側弯症」でコルセットをはめていました。
そのころに通っていた病院でも診察してもらいました。
当時は「成長期が過ぎれば悪化しない」と言われ、その後も自覚症状も無かったので、13年ぶりの通院でした。
改めてレントゲンを撮ったところ、以前は2か所で48度の傾斜だったものが、どちらも58度になっていると言われ、「13年で10度は悪化のうちに入りません」とのこと。
「痛みの原因は側弯ではありませんか?」と尋ねても、「関係ない」と。

しかし、痛みは去りません。こうなったら自分で何とかするしかないと覚悟を決めました。
まずは新しく買った斜めがけカバンを使わないことにして、荷物は必ず左右対称にし、日頃の生活も左右の負荷に意識をもつようにしました。すると、少しずつ痛みは和らいでいきました。
それでも突然夜中に激痛が走ります。
飛び起きて、呼吸しやすいはいつくばった姿勢のまま2時間以上耐えたこともありました。

何でも試そうと、カイロプラクティック、水泳、整体に通ったり、骨格矯正の体操の本を買って我流で練習しました。
そんな中で、友人に紹介してもらいってシャンティパットに入会しました。

それまでまったくの運動不足だったので、ヨーガのポーズなんてできるわけがありません。
呼吸を整えるために足を伸ばして座っているだけでも、両手で床を支えないと後ろに倒れそうになりました。
そんな状態だったにも関わらず、翌朝トイレに行くと人生始まって以来の快便でした。
子供の頃からずっと腸が弱かったので、逆に何かの病気かと思う程の違いでした。
ヨーガの効果だとはたと気付きました。

私のように体質改善が目的の人間は週3回以上通うことが絶対条件です。
私の場合も、時間的にも経済的にも他のものは全て止めて、ヨーガ一本に絞りました。
でも、健康に良いとはわかっていても、あまりのつらさにずっと「いつ辞めようか」と考え続け、一息10秒の呼吸をやりながらも、ずっと「やめたーい」と思っていました。
それでもヨガはきちんと結果を出してくれました。

必要な所に適度に筋肉がつき、圧倒的に疲れにくくなりました。
生理痛で2日は会社を休んで寝込んでいたのに休まず動けるようになりました。
朝は寝覚め良く夜は寝つきが良い。
体力があるので「めんどくさい」と思わずにさっとやってしまえるのでストレスが減ります。
時々疲れがたまってきても、レッスンに行くと元気になります。
骨格の歪みそのものは微妙な変化ですが、それを支える筋肉があるという自信がつきました。

30才の時、痛みとともに思ったことは「今までなんて体のことを省みない生活をしていたのか」という後悔でした。
あの時どんな病気になっても同じように激しく悔いたと思います。
ヨーガを始めて「自分自身を大切にすること」が実践できました。
30才で体が発してくれた危険信号に、今では感謝しています。
そのおかげでヨーガを知り、まさみさんにご指導頂き、家庭も仕事も充実した明るく元気な人生を送れています。