コロナ禍にともない、メンタル疾患の患者が激増しているようです。
全国医師を対象にした「新型コロナウイルス禍での生活環境変化の影響で増えた疾患」についての調査によると、約4割の医師が最も増えた疾患として「精神疾患」が挙げられたとのことです。また別の調査によると、「通院、通所中の認知症患者の症状が悪化している(約38%の患者に認知機能の低下や日常生活動作の低下が認められた)」という結果が発表されています。
出典:東洋経済(2020/11/14)
少し前の記事になりますが「ヨーガや瞑想をすることは、クロスワード・パズルなどのような記憶力トレーニングに比べて、アルツハイマーや認知症につながる認知と感情障害に効果がある」という研究成果が発表されています。
出典:Medial Daily(May 10, 2016)
55才で記憶力に問題があるとされた25人の協力者に対して、ヨーガや瞑想と記憶力トレーニングの効果を調べたそうです。 25人は2つのグループに分けられました。
1)11人は記憶力増進トレーニングを1週間に1時間行い、言語および視覚で顔や名前、リストなどを記憶してそれを試す練習を1日20分行うグループ。
2)残りの14人はクンダリーニ・ヨーガのクラスを1週間に1時間行い、キールタン・クリヤ瞑想を1日20分行うグループ。12週間後に調べたところ、どちらのグループも言語記憶については、同じような効果が見られました。
しかし、ヨーガと瞑想を行ったグループでは、鬱や不安といった感情がより少なくなり、対処能力やストレス耐性が向上していたのです。
「認知機能障害になると感情の処理が難しくなるため、とても重要な発見です」とのこと。
シャンティパットでは、毎月「新月のキールタン&ハヴァン」を行い、クリヤ・ヨーガの実践に取り組んでいます。
キールタン、ハヴァンには誰でも参加できます。
6月は20日(日)の開催です。ぜひご参加ください。