11月23日に「まさみブログ『本気の扉』」に、「サンカルパで人生は変わる」という記事が投稿されています。
この記事は、「五つの天使が微笑んで vol.7 2 絶対的な人生を歩む」から引用されたものです。
2019年、宮古島のレッスンで、紙やはヨーガニドラのセッションを行いました。
ヨーガニドラでは、必ず「サンカルパ」を決めて、潜在意識にプログラムします。
「サンカルパ」とは、「決意」「自分自身への誓い」。
セッションに入る前に、サンカルパの決め方について、紙やの説明がありました。
要約して引用します。
サンカルパを決めたことがない人は、「眠れないのを改善します」「タバコは吸わないようにしたいです」あるいは「遅刻しない」「部屋を散らかさない」といったネガティブな表現をしがちです。
これらは全部バツです。
「それをポジティブな言い方にするとどう言いますか?」というようなやり取りをしながら、サンカルパの決め方を学んでもらいました。
「整理整頓が大好きになります」とか、「時間より五分前には必ず到着します」とか、そういう言い方にどんどん変えていくんですね。すると、決意を肯定文に書き換える練習をするだけで、どんどん顔つきが変わってきたのです。
そして、最終的にサンカルパを決めていただきました。日常生活はいかにネガティブな言葉が自分の中に溢れているかということに、ご自身で気づかれたようです。自分の口癖にも気づかれたようです。
肯定的な言葉にする、というプロセス自体に意味があるようですね。
そして、「自分で決める」ということが需要なポイントです。
日常のすべてを自分が決める、ということが大事です。
「こうなる」「こうする」と、自分で決める。
「だったらいいなぁ」とか「できたらいいなぁ」では、絶対にできるようにはなりません。できる日は来ない。
人生の主人公は自分だ、ということですね。
人任せではない。神頼みでもない。自分で決める。
自分の意思。自由意志。
そして、決意した後の次のステップは、行動に移す、ということです。
できると決める。すると決める。こうなると決める。
「じゃあそのために、どうしたらいいか」が大事なことなんです。
決意と行動。どちらも不可欠。
「私は・・・を達成するために、今から・・・をします」という文章にするやり方もあるのではないか、と思いました。
同じ100段の階段を登る場合でも、5段飛びで登れる人もいれば、ゆっくり1段ずつ登る人もいます。早い遅いは関係ありません。
自分はどういうタイプかということを、客観的に知り続けることが大切です。
一歩ずつ確実に、前を向いて進みたいものです。
ところで、
サンカルパを決めるときに、よく迷うことがあります。
それは、自分で決めた決意だと思っているものが、実は自分勝手なエゴや見栄、あるいは周囲からの期待ではないのか、ということです。
自己満足や、承認欲求から出てきた、邪な決意ではないのか?と。
人の役に立つことなのか? 自分の魂の成長につながるものなのか?といったことも、エゴを排除するためのチェックポイントになると思います。
しかし、もっといい方法がありました。
シャンティパットの代々木スタジオの書棚に、マルロ・モーガンというアメリカ人の書いた『ミュータント・メッセージ』(角川書店)という本があります。
その中にアボリジニ(オーストラリア先住民)の願望達成のための祈りというものが紹介されています。
なるほど!と思いました。
アボリジニは「・・したい」と神さまにお願いした後、次のように続けるのです。
「もしそれが宇宙のみこころに叶い、あらゆる生命の目的に叶うなら、私に学ばせてください」。
そうなんですね。
決意は自分で決めて、行動に移して精一杯努力するけれど、結果は宇宙に委ねる。
自分で決めたことが世の中に必要なことで、自分の成長につながることであるならば、きっと実現できる。
でも結果がどうなろうと固執しない。
もし実現できなければ、もう一度最初に戻って決意を新たにする。
みなさんも、もう一度新たに、自分のサンカルパを決めてみてください。
時間をかけて自分をよく観察して、熟成を待って、自分のサンカルパという決意を、揺るぎないものにしてください。
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▼「まさみブログ『本気の扉』」の記事「サンカルパで人生は変わる」はこちら: