シャンティパットのクラスでは、レッスンの終わりに、キールタンやマントラを練習しています。現在は「シュリ・ハヌマン・チャリサ」を詠唱しています。
ハヌマン(Hanuman)は、インド神話における神猿。風神の子とされ、南インドでは神として祀られています。超自然力をもち、変幻自在に姿を変え、空を飛ぶこともできる。インドの2大叙事詩の一つ「ラーマーヤナ」では、ラーマ王子の妃、シーターの奪還に献身的に働き多くの偉業をなしたと言われています。西遊記の孫悟空のモデルになったとの説もあるとのこと。
※ 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「チャリサ」は「40」の意味で、「シュリ・ハヌマン・チャリサ」は、ハヌマン神を讃える40の詩句からなるマントラです。
16〜17世紀頃、「ラーマーヤナ」の編纂に携わったとされるヴァールミーキの生まれ変わりと言われているトゥルシーダスという聖詩人が、ヒンドゥー教のクンブメーラというお祭りでサマディに入り、ハヌマン・チャリサを書いたと言われています。
これを唱えることの恩恵の一部は:
・朝一番に唱えることにより、一日の祝福が保証される
・心と体の両方に浄化効果がある
・ほとんど不可能と思える人生の問題を解決するのに役立つ
・肉体的な怪我の痛みに対処するのを助け、早期回復にも役立つ
・ネガティブなエネルギーを取り除くことができる
・夜に唱えることにより人生から邪悪な力を追い払い、意識的あるいは無意識的に犯した罪を取り除くことができる
北インドの有名な聖者ニーム・カロリ・ババは、「困難な時にこそ、ハヌマン・チャリサを唱えるように」と、彼の信者に説いていたそうです。
※ 出典:「Significance of Hanuman Chalisa」 ※「Neem Karoli Baba」(Wikipedia)
「サッチャン・キールタン・バンド」による「シュリ・ハヌマン・チャリサ」演奏と詠唱が、シャンティパットのYouTube公式チャンネルにアップされていますので、ぜひご覧ください。
さて、紙や まさみ推薦の映画「バジュランギおじさんと、小さな迷子」(原題:Bajrangi Bhaijaan)。2015年に公開されたインド映画。世界的に大ヒットし、インド映画の中では世界興収歴代3位。数々の映画賞を受賞しています。
底抜け正直者のインド青年と、声をなくしたパキスタンの迷子。
ふたりの旅が、世界に素敵な奇跡を巻き起こす!インドからパキスタンへ──700キロの二人旅が、世界を笑顔に変えていく。
国や宗教、人間愛についてのメッセージに誰もが感動!
全世界を笑いと涙に包んだ大ヒット作!パキスタンの小さな村に住む6歳の女の子シャヒーダー。幼い頃から声を出せない障害を持った彼女を心配したお母さんと一緒に、インドのイスラム寺院に願掛けに行くが、帰り道で一人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーに出会ったのは、正直者のインド青年パワン。この青年が、ハヌマン神の熱烈な信者。嘘はつかない。約束は守る。
シャヒーダーがパキスタンのイスラム教徒だと分かり驚愕する。長年激しく対立するインドとパキスタン。しかし、パワンは彼女を家に送り届けることを決意し、パスポートもビザもない、国境越えの2人旅に出発する。果たしてパワンは無事に彼女を母親の元へ送り届けることができるのか? 数々のトラブルを乗り越えて、そこには思いもよらなかった奇跡が待っていた・・・
出典・参考:公式サイト http://bajrangi.jp
感動しました。涙が止まらず。シェアさせていただきました。
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