「生ききる」ということ

サッチャダルマさんの秘書の方のお手紙を読んで思うことは、最期の時間の生き方というか過ごし方についてということですね。

サッチャダルマさんが、あの世からのお迎えが近づいていると感じられてから、3冊のご本を精力的に仕上げて、その3冊を上梓した写真を撮り、それで、最期まで笑って逝かれた。

お手紙には、その瞬間が突然訪れて心臓がただ止まったと、書かれていたので、自分がもうこの肉体が終わるとわかってから、やらなければならないことがたくさんあると。
何とか肉体がもっている間にやりきってしまいたいという、強い心と使命感と責任を果たすという思いで、日々を過ごされたのだと思います。

亡くなってなお、その亡くなり方を通して、また私たちに「生ききる」ということを教えて下さったんだなぁと思います。

そういう生ききり方で死を受け入れて迎えることができるためには、やはり毎日の自分の覚醒した意識の積み重ねがいかに大切かということを思いますね。

漠然と生きていたのでは、この肉体がそろそろ終わるよというささやきが神様から来たときに、そのような時間の使い方、そのような心持ちを保ち続けることができるかどうか。

やはり本当に日々の精進あるのみ。

ヨーガは一瞬一瞬を覚醒した意識で生きること。
事柄はどんな事であっても、そこにきちっと集中力があり意識が合っていることの積み重ねのなかで、気づきがあり、魂が永遠であるということにも実感が持てていくのだと思うんですね。

最期の最期まで、全てにいろいろな意味でのメッセージをくださって、私の人生にとっては本当にすごい出会いだったなと思います。

2019年6月27日(木)朝のレッスンで

アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ