脳と筋肉の連携が爽快感と充実感の源です

今年の春から特に、脳をテーマにレッスンを改良してきました。

単純に筋肉を鍛えても100回の腹筋を脳と連動させると、6回で十分というくらいの違いがあるので、同じ準備運動でも脳と連動させて下さい。

もちろんアーサナは元々そういうものでしたけれど、特に脳と筋肉をどうやって連動させて思い出させるかですね。

元々は繋がっているものなんですけれど、脳が使い方の指令の出し方を忘れてしまっています。

もう一回それを細かいところまで、脳がピシピシと瞬間的に指令を出してそれに速やかに筋肉が反応できるような回路を再生させたい、復活させたいと、春からずっといろいろ細かい変化を試してきましたけれど、ものすごくいいですね。

筋肉と脳が連携して使えている人にはあまり実感はないかもしれないですけれど、30代後半になると連携が日々衰えてきていますから、その辺の年代からは、違うということがわかると思います。

自分が無意識で脳を使わずに筋肉を動かした後のクラスと、脳から指令を出しているという実感を持ちながらやっているクラスの後というのは、天と地ほどの爽快感と充実感と身体の整え方、呼吸の深さと意識の広がりを感じていると思います。

来年は更に脳を覚醒させて、脳と筋肉の連動が本当にどこまで細かくできるか、その違いも認識できる回路を同時に発達させていこうと思います。

それはどういうふうに日常生活に役立つかというと、ありとあらゆる場面で感じ方や見え方が変わり、自分が歩いている姿さえもものすごく客観的に鏡を見ながら歩いているくらいに見えてきて、事実と感情の切り離しももっと上手にできます。

ありのままをそのまま受け入れることが当たり前になってきます。自然に繋がっていくと思います。

内転筋だけを、意識でピクピクさせるというのはものすごく退屈と感じる人がいるかもしれませんけれど、実は脳の中ですごい革命が起きているんです。

頂いているこの肉体の中の、ありとあらゆるシステムをより効率よく、より少ない力で、より結果を身体の中心の中にもたらすことを、また一生懸命考えています。

「五つの天使が微笑んで vol.7 1 応援される人になる」より

アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ