ヨーガを始めてすぐの時、自分の筋力やバランスとかを何も考えずに鯱(しゃち)のポーズに無謀にも挑戦して、そのまま背中からバーンと硬い床に落ちて仙骨を折ったんですね。
レントゲンを撮ったら中の硬膜だけはつながっているけれど、骨はぱっきり折れてしまったことがわかって、絶対安静と言われていましたがレッスンをやりながら自力で治したんです。
治ってはいますけれど、30年ずっと仙骨に違和感があって、何かの拍子に不都合があるなと感じていたら、リトリートの4日前に、突然またそこが折れたんです。何もしていないのに。
立っていられなくなってガタガタ震えながらベッドに入ったら、それきり寝たきりで、あの折れた時の感覚と全く同じ痛みが仙骨にあって4日間起きられなかったんですね。
つまり神様がそうやって必要なことを必要な時に、しかも私の準備が整ったなと確認された時には本当になんでもやってくれるということです。
あのままの仙骨では、私のエネルギー的な伸びはあそこで打ち止めです。
どれだけ頑張っても、仙骨にエネルギーが通りにくい場所があって、それが邪魔する限りは打ち止めだったんですけど、神様が「もう少し上へ進みたいよね」っていう私の気持ちを汲んで下さって、いろいろな意味で360度神様の目で私をご覧になって「よし」と言って下さったと思うんです。
だからもう一回仙骨を折って、正しい位置に正しい形で付け直して下さったんです。
口が聞けないほどの、寝返りもうてないほどの激痛でしたけど、本当にすべてがすごいなと思うのは、そのリトリートの後1カ月間は宮古島でしたから、無理にポーズを見せる必要もなく、自分のケアのために自分のヨーガをやれる時間があったということです。
宮古島に10年も通っていて素性がバレてなかったのに、その時になぜだか私がヨーガの先生だということが宮古島の人達にバレてしまって、いろんな所から、難病とかDVで逃げてきた人とか、大腸癌の人が集まってきたので、私はカルマヨーガとしてレッスン料は頂かずに、1日おきにヨーガのレッスンをしたんですけどそれはやっぱり、お返ししなさいねってことだったんですね。
神様がそれだけ愛情をかけて、それだけのプレゼントをしてくれたのだから、その分どうやってお返しするか。
それはカルマヨーガ以外にないんです。
ヨーガの積み重ねと同時に、神様からのメッタがこういう形で人生を変えていく、もちろん肉体を変えてくれるし、運命を変えてくれるしすべてをお導きの力でよい方向へ変えてくれる。
後は自分の努力次第で、このステージをどれだけ上げていくことができるかということが、今私に突き付けられている。
「これだけしてあげたんだから最高点までいかなきゃおかしいよ」という声が、大きくスピーカーのように聞えておりまして、日々の努力と集中力のレベルアップに今非常に前向きに取り組んでいます。
私は特別ではありません。みんな同じ。
必ず神様が、本当に欲しいと思っているものをあなたの準備がきちっとできたら「ドンッ」ってくれるんですよ。本当なんです。
だから人生はなんでも思い通りです。手に入らないものはないです。
神様がご褒美を「ドンッ」とくれるための準備を、最高レベルで整えていくということですね。
「五つの天使が微笑んで vol.7 1応援される人になる」より
アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ