いまやるべきことを一生懸命に真心で

今日は特別祈願の日でしたので、みなさんも産土様へお参りされたと思います。

私も朝5時半くらいに明治神宮に行って、自分自身のことは祈りませんけれど、気になる方々のことをお祈りさせていただきました。

その時間は、ちょうど明治神宮のお掃除の方々が、参道を丁寧に丁寧に掃き掃除をして下さっていました。

掃いているそばからもハラハラと木の葉がまた落ちてきて、それを見て、私がインドのアシュラムにいたときのことを思い出しました。

私に割り当てられたカルマヨーガは、キャンパスの掃き掃除だったんですね。

ものすごく風が強い季節だったので、今日の明治神宮の参道どころじゃなくて、掃いてるそばからザルに溜めた落ち葉をバサッてこぼされているような葉っぱの落ち方なんですよ。

そこを掃いているのですけれど、バサバサ落ちてくるのでちっとも掃いた感じが出ないんですね。

そのときに、何のためにこんなに風の強い日に、ここを掃かなきゃいけなんだろうって、ふと心にそういう思いがよぎりました。

何のためにって、カルマヨーガだから。

自分のつくっているカルマは、この落ち葉みたいに、自分は一生懸命掃いているつもりだけれど、掃いた瞬間にザルをガバッとひっくり返されたくらいの量のカルマをつくっている。だからこのカルマヨーガが今日私に与えられたんだなって。

もちろんアシュラムですから、マウナで、黙々とそのザルごとひっくり返される落ち葉を、3時間くらい掃き続けながら。

終わる頃には、もうそれが楽しくなってきて、永遠にこれってやり続けるんだな、だから終わらないことにイライラしたり、ちっとも綺麗にならないことにがっかりしたり、早くきれいにしたいって焦ったり、そういうことは一切無意味なんだって。

それが自然に身体のなかで分かってきて、ただただ、いま掃くべきことを一生懸命真心でただ掃く。

たとえ掃いた瞬間に、ザルごとひっくり返される落ち葉が落ちてきても、また掃けばいい。

掃き続けてこうやって一生終えていくんだな、っていうことがものすごくよく分かった瞬間だったんですね。

そのことを今朝いみじくも、この特別祈願の日に明治神宮のお掃除の方の様子を見て思い出させていただけたということが、またこの令和の時代に進むべき方向のいろんなものが変わりますけれど、変わらない真実というものに対し真摯に誠実にあり続けることを再確認させていただいたんだなと思って、とても気持ちのよいお参りになりました。

そうしたら、いつもは水曜日は閉まっていることが多い平田神社も今日は空いていたので、平田神社にも寄らせていただきました。

ここの産土様でもっとも近い神社ですから、シャンティパットのメンバーの方々の全員の、御縁のある方々を含めて、つつがなくそして皆さんの願いが叶って、ほしいものが手に入るような日々でありますように、ということをお祈りしました。

エネルギー的にもすごかったので、ご褒美を頂いたような気持ちで、やはり特別祈願の日って神様がわざわざおろしてくださった意味のある日なので、特別なエネルギーを頂きました。

2019年7月31日(水)朝のレッスンで

アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ