大人のための脳トレドリルというのがあって、母がやっていたのを見て、昨日ちょっとやってみようかなぁと思ってパラパラ見ていました。
そこに、1から120までの数字を、できるだけ早く声に出して数える、というテストが載っていました。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10・・・って、120まで、ただ声に出して数える。
それを何秒でできますか? というテストです。
やってみました。
3回ぐらいやると、どんどんスピードが上がってくるんですね。
解説を読むと、高校生レベルで35秒かかり、大学生は25秒を切るらしいんです。
そんなに速く言えるんだ!と。
私はまだちょっと35秒に届かなかったので、これはいけないと思って毎日やってみようかなと思いました。
頭で思っている数字を、思ってる通りのスピードで、ちゃんと口で101、102、103、104って、スムーズに出てこないということが新しい発見でした。
今までそんなことをテストするっていう発想がなかったので、新鮮でした。
脳っていうのはこういう風に使わないとじわじわと衰えるんだなと。
その本のなかでも、やれば確実にスピードは上がっていきますとありました。
スピードを上げることが目的じゃなくて、そういう脳の使い方というものを、脳が思い出すためにテストするんだそうです。
ドリルには、100マス計算のテストもありました。
あと、音読のテストなんですが、「赤」って文字を「黄色」の字で書いてあって、それを正解は「黄色」って言わなきゃいけない。
字を見て「赤」って答えると間違い。
「黒」って文字を「赤」い字で書いてある時は、「赤」って言わなきゃいけない。
それをものすごいスピードでやるんですね。
毎回、時間を計ってスピードを上げていく。
ものすごく単純なことなんですけど、そういう脳のトレーニングを一日10分することで、衰えていた部分がめきめき活性化して、また集中力も上がるし記憶力も上がる。
そういうドリルです。
一日たった10分で、びっくりするように脳が活発に働くようになります。
しかし、やらなければびっくりするような速度で落ちますという風に書いてありました。
とにかく鍛え続けるっていうこと。
最期の最期、自分のこの肉体が終わるまで、元気で達成感があってワクワクしながらハッピーに生きるためには、やはりそういう鍛える時間をきちっと毎日の中に持たないといけないんだなぁって。
もちろんヨーガも大切ですが、それだけじゃなくて。
そういう細かいトレーニングも、たった10分ですから。
お湯を沸かすのを待っていたり、煮込みをつくって待ってるような、そんな感じの時間。
1から120まで数えるのは35秒しかかからないわけです。
まとめてやろうと思うと大変ですけど、日常のなかに散りばめて、ふと気づいた時にやってみるだけでいいんです。
そうすると、お仕事とか勉強とか、もちろん料理や家事でも、全く違うクオリティのものになっていくというような脳の使い方ができるんだそうです。
120まで声に出して数える──ぜひ今日にでも、何秒かかるかちょっとやってみてください。
はっきり数字を言う、できるだけ速く1から120まで数える。
ただこれだけのテストです。
ヨーガ教室 シャンティパット主宰 紙やまさみ
2018年1月17日(水) 朝のクラスで