毛細血管には、血管が衰えて血液がいかないために消えてしまう「ゴースト血管」というものがあるんですね。

一番細い毛細血管は、髪の毛の2０分の１の細さなので、そこが詰まってしまうと血液が流れなくなりゴースト化します。

レッスンで「空気椅子」をしながら手をバンザイして細かく回転させてゆすっているのは、この一番細い毛細血管を蘇えらせるためです。

けれどそれは手や上半身の部分しか効果がないので、下半身についての毛細血管を修復するにはスキップが効果的だそうです。

スキップを２～３分して下半身を揺すると、特に足の裏が床に叩かれる時に毛細血管が刺激されて、詰まりがとれて血液が流れるようになります。

レントゲンで毛細血管を写してみると、1週間か２週間で必ず修復するので素晴らしい効果があると思います。

たとえば駅まで人のいない道はスキップで行って、ちょっと休んでまたスキップで行ってというようなことをすればゴースト化した毛細血管が蘇ります。

足が冷たい手が冷たい、体が冷えている、とくに寝る時に足が冷たいと感じる人は、かなりの毛細血管がゴースト化しています。

それが原因で肌のシミやシワ、骨粗しょう症や認知症のリスクも高くなるという、全身のいろいろな病気を生む危険性があるんですね。

地球を２周半するだけの血管が身体のなかを通っているわけですから、毛細血管に血液が流れないということは、酸素を貰えない細胞が身体のなかに半分以上あるということです。

1年に１回か２回お会いする宮古島の方にこのことを伝えましたら、彼女は犬の散歩の時に、リードを肘までかけてスキップをしながら手を振っているそうで、会うたび見る見る綺麗になりました。

そんな変化がありますから、皆さん寒くなったから足が冷たいのは当たり前と思わずに、自分の毛細血管がゴースト化していると疑ってください。

もちろんヨーガで全身運動、足湯で温めるのも大事ですけれど、毛細血管そのものを修復させるためにスキップを２～３分、それから手をバンザイして振るのを１日３回各1分間。レッスンに来た時だけでなく、やってみてください。

ちょっとした心がけで、脳の働きまで若々しく元気に変わっていきます。

アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰　紙や　まさみ
2018年12月19日（水）朝のレッスンで