女神さまを称えるナヴァラトリ

日本では春と秋のお彼岸がありますけど、インドではお彼岸の代わりに、春と秋にナヴァラトリというとても大きな大事なお祭があります。

お彼岸はご先祖様をお迎えして供養しつつ、今日、自分がつつがなく元気でいられることを感謝しながら、自分自身の今の生活を振り返るという目的がありますね。

ナヴァラトリは亡くなった方の供養ということではなくて、今生きている自分たちが、春と秋の年に2回立ち止まって、自分の心と体の穢れを祓うという10日間です。

このナヴァラトリでお祀りするのは女神さまで、特に、ドゥルガ、ラクシュミ、サラスワティ、カーリーという女神さまたちを称えて、この10日間はずっとその神々のキールタンを歌い続けてハヴァンを行います。

年に二回この10日間は断食をする方々がインドには大勢いらっしゃいます。

私たちのリトリートと同じように、肉体の穢れが溜まってくると心がよこしまになることを感じて、年に二回ナヴァラトリは断食で迎えるという敬虔なヒンドゥー教徒がたくさんいるのです。

この期間は行いを振り返り、できるだけ清らかなものだけを自分の身の回りに置いて、女神さまたちにずーっとキールタンを捧げ続けることで、自分の半年間の汚れを取っていただき、更にヒントと気づきをお祈りのなかでいただきます。

ちょうど10月5日の、皆さんがお祝いして下さる誕生日会が、ナヴァラトリのとても大事な中心の日にあたるので、私もドゥルガ、ラクシュミ、サラスワティの歌を女神さまたちに捧げてお祈りしたいと思います。

そこで、新しい祭壇を作りました。
キールタンのためにホールの真ん中に祭壇をたてて、そこにはちょうどラクシュミとサラスワティがいらっしゃいます。

サッチャダルマさんから頂いた、小さな小さな像です。
目に見えるのは小さいですけど、神様のお働きは無限大なので。

サッチャダルマさんは特にラクシュミをお好きでいらしたので、何もかもがぴったりだなぁって。

そういう日に皆さんと一緒に集って、親睦を深めたりファミリーとしてのシャンティパットの今を共有できることが、タイミング的にもとても素晴らしいと感じています。

9月28日から10月7日までの10日間は、ドゥルガラクシュミサラスワティや、カーリーラクシュミなどのキールタンを、一日1回でも真心を込めてお家で歌えば(鼻歌じゃダメですけど)、皆さんもナヴァラトリに参加しているということになります。

女神さまたちからの応援も、目には見えませんけどたくさんいただくことができますね。

2019年10月3日(木)夜のレッスンで

アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ