レッスンが普通に開かれてるときは、お家でクリアの宿題はやっていたとしても、アーサナができなかった人もいたと思います。
でも、お休み期間中は、各動画の再生回数がほぼ300回近くいったということは、相当な数、一人の人が実習したってことですね。
だから、切羽詰まればできるんだなって思います。
それは考え方だけの問題ですね。
週に2回来てるから、お家でやらなくていいやっていう考えだったときと、もうレッスンがいつ始まるかわからないから、とにかくやらないと体がダメになるっていう気持ち。
それだけの違いなので、実際に再開してレッスンは来られますけど、体は毎日生きているわけで、毎日生きているってことは、毎日老化が進んでいるっていうことですね。
週2回では追い付かない年齢に、皆さんが入ってるっていうことを自分できちんと自覚しましょう。
フルでやる必要はありません。もちろん会社も始まったわけですから、皆忙しくなったんです。在宅でいまの何倍も自由な時間があった、あの自粛のときとはちょっと事情が違います。
けど、結局は体が動かなければ何もできないんです。
好きなこともできないし、やらなきゃいけないこともできなくなっちゃう。とにかく体が自分の思い通りに動くという前提のもとに、あれしたいこれしたい、あれしなくちゃこれしなくちゃって思ってるわけですよね。
であるなら、やはり体が最後まで、棺桶に入るまで、自分の思い通りに動いてくれるように作り続けることが、私は本当に大事だと思っています。
何を置いても、トレーニングはまずやる。
トレーニングをして体を調整してから、好きなこと、やるべきことに没頭するっていうのは、当たり前のことなので、敢えて言葉にするようなことではないのですけれど、もともとが健康な人はどうしても、体はずっと元気なものだっていう頭がどこかにあるので。
そんなことはないですよ。
毎日毎日どんどん老化してるんですから、誰でも平等に。
やりたいことを邪魔しない体をつくり続けていくための時間なんて、そんなにたくさんかけなくたっていいんです。
日常的な15分。15分くらいだって相当いいと思います。朝晩15分、30分できたら最高レベル行きますね。
だけどそのときに、集中するっていうことがないとダメです。
本当に真剣に、そのことだけに集中するっていう、あとはながらで流していく。筋トレみたいなものは、ながらでやってもそれなりに効果はでます。
だけど、15分はきっちりヨーガをする。
ヨーガっていうのはアーサナだったりスーリャナマスカーラだったり、自分の体を整えるためのポーズだったりしますね。
クリアが10分だったらあとの15分はフィジカルに使うことが普通になれば本当にやりたいことが何でも、思い通りに生きて行くことができる、最後まで生き切ることができる、最高の人生を生きて行くことができると思います。私はそう思っています。
体がちょっとでも具合が悪くなれば、どうしても自分勝手になります。誰でもですよ。自分、自分、自分になっちゃう、自分のことばっかりになる。そうすると好きな自分ではいられなくなるし、思い通りの素敵な自分とはかけ離れていく。またそこで二次災害を起こしたときの後悔、反省に時間をかなり使わないといけなくなる。
だから毎日、スタジオがクローズされていたときのことを思い出して、とにかく自分でやる時間をつくるモチベーションですね。
死ぬまで夢を追いかけるとか、絶対に自分の足で歩き続けるとか。何か自分が情熱を失わない、死ぬまでかっこよくいるとか、30歳年齢をサバ読んで死ぬとか。なんだっていいんですけど、自分のモチベーションが揺るがない思い方でトレーニングを続けてください。
週2回では絶対間に合いませんよ、もう。そんな年齢じゃないから。
週2回で若さが保てるっていうのは、女子は30代まで、男子はもっと早いかもですね。もう、皆それを過ぎてるから。
やっぱり、本当に真剣に人の見えないところできっちりとしたトレーニングの時間をつくれば、いつも若々しくて本当に元気ね、まだそんなことに挑戦するの? って言われるような、ガッツのある夢を追いかけて、最後まで走り続けることができる。それは絶対にできます。
2020年6月11日(木)夜のレッスンで
アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ