本気の5分が、自分を支える筋肉をつくります

私は、肉体的なトレーニングとしては皆さんと同じことしかしていません。

でも確実に一日ごとに筋肉が太くなっている実感があるし、しなやかになっている感じがしますし、強くなったなと思います。

それはスーリャナマスカーラのやり方ひとつでも、楽を求めないし、アリバイ作りのためにやっているわけじゃないからです。

アリバイ作りになりそうならやらない方がまし、回数を減らした方がましと思います。

どうせやるんですから、一回ごとに内容は深く。

一回ごとに細かい負荷を自分にかける。

一回ごとに開発されていく喜びを知る。

一回ごとにその達成感が本物かどうか、自分の中で見極められるようになっていく。

こういう本当に小さいことの積み重ねです。

外から見れば、同じスーリャナマスカーラを5分間しかやってません。

アーサナも同じことしかやってません。

でも、効果の現れ方に差がついていますよね、それはなぜか。

私は死の淵から何回も這い上がってきた思いがあるので、体ごときに自分の夢を邪魔されたくないというものすごく強い思いがあるのです。

どうせ10分かけるなら、どうせ30分かけるなら、という気持ちがすごく強いんですね。

人間がいつもいつも、低いほうへ流れようとする傾向性を持って生まれてきた、それは神様の仕掛けです。

そういうものに負けないで、5分本気になる、5分死ぬ気になる。

その5分が、最終的には1時間半のクラスで限界まで自分を追及することになります。

それが1週間経ち、3ヵ月経ち、1年経ち、5年経つと、天と地ほどの差が生まれてくるのです。

どのみちここに来れば5分間で10セットのスーリャナマスカーラをするのは決まりですから、ただ流して5分間終わればいいという5分なのか。

自分でやりたくてやっている5分なのか。

最初は、正確な形ややり方で5分で10セットは到底無理です。

おそらく、5分で半分もできないかもしれません。

それでも正しい使い方を自分の中で追及していき負荷をかけていくと、必ず筋肉が覚えて、脳がそういう風に体を動かさないと気持ちが悪いといってくれるようになります。

そこまでがちょっと辛いとこですね。

手を抜きたいなぁーって思ったときこそ、自分に本当の底力を与えてくれるときなんだと思えるようになるといいと思います。

シャンティパットメンバー全員が、肉体年齢20歳をキープしましょう。何歳になっても。

そうすれば、それぞれの使命に向けて、夢の実現に向けて、体がどんどん応援してくれます。

後はひたすら小さな努力を積み重ねていくだけ、というのが楽しいと思います。

「やらされている感」があると、脳は何も覚えないのだそうです。

自分がどういう人間になりたいのか、どういう体でどんなことを考え、どんなことをやりどんな生き方をして最終的にはどういう魂のレベルになって今世を終えたいのか、軽やかに爽やかに旅立てるために、忘れてはいけないと思います。

一番裏切らないのは筋肉です。

何よりも誰よりも、ありとあらゆるものよりも正直なのは筋肉です。

やっただけの努力は成果として必ず現れます。

ヨーガ教室主宰 紙や まさみ
2018年7月26日(木)夜のレッスンで