立春を過ぎました。
昨年末に自分を振り返って、令和2年に向けて立てた対策と、目標に向かって、がんがん進んでいきましょう。
迷いなく進むことが大事ですね。
年末から節分までは心身からの毒出しがたくさんあって、心のなかにも大きなぶれがあったり、過去の色々なものが出てきて、持て余したりする時間があったと思います。
けれど、立春からパキッとエネルギーがすっかり変わりましたので、自分のやるべきことに向かって、迷いなく一生懸命やる、進み始めるのが大事です。
人間の体というのは、心と切り離せない薄い紙の表と裏ですから、前向きに楽しく取り組んでいく、もしくは、たんたんと迷いなく一生懸命やるという姿勢で臨んでいるときは、ホルモンがたくさん出て応援してくれます。
心のなかに不満があったり、迷いがあったり、ネガティブな思いだらけだと、応援してくれるべきホルモンが出なくなっちゃうんですね。
自分の気持ち次第で、自分が決めたことをエネルギッシュにどんどんやっていける応援を、脳から貰えるはずなのに、自分の心がネガティブなことでいっぱいになって、できないかも、無理かもと、あーじゃないこーじゃないみたいなことを言っていると、そのホルモンが出なくなる。
出さなくしているのは、自分の責任ということですね。
人間の心は、誰しもいつも一切の迷いなく進めるというものではありませんから、自分でできる限り、明るい、強い、前向きな方向にスポットを当てるということです。
誰にでも暗い部分はあります。陰がないなんてことは有り得ない。
ただ、自分がどっちを見るかということです。
たとえ半々でも、明るい方にスポットを当てて見ていけば、暗い方はあたかも消えてしまったかのような気がしてくるものです。
それによって、実際に陰を潜めていき、だんだん自分のなかのネガティブなものが、気にならなくなるんですね。
ある程度、放っておけばいい。
自分は明るい方を見て、ただただ一生懸命進んでいくんだ、という気持ちだけ。トレーニングで、誰でもなることができます。
これは、肉体的な健康にもとても大事です。
たとえば、インフルエンザが蔓延していても、かかる人とかからない人がいる。コロナウイルスの肺炎で、中国で死者が2万人以上と言っていますけど、そこでもかかる人とかからない人がいる。
その違いは何ですか?
治癒力と生命力です。自分の免疫力です。
自分のなかの免疫力が高い人は、同じ空気を吸って同じウイルスが体のなかに入ってきても、出してしまうだけの強さがあるということです。
その免疫力も、実は脳から出ているホルモンの影響を強く受けています。
だからホルモンを、いろんな形でたくさん出せるような考え方、体の使い方が、とても大事になってきますね。
一番いいのは、楽しむこと。
楽しい、嬉しい、有り難い、と思うときにベーターエンドルフィンとセロトニンがたくさん出るんですね。
まず、そういう回路から作る。
いろんなアプローチがありますけれど、自分を応援してくれるよいホルモンをたくさん溢れ出させるために、気持ちの持ち方がものすごく大事という当たり前のことです。
もうひとつのコツとしては、自分が話している言葉を、一言一句聞き漏らさずに自分が聞くことです。
聞き続ける練習が進むと、自分が話していることのデータが溜まってきて、こういう体調とこういう気分になると、必ずこんな言葉が出るのが癖なんだ、とわかってくる。
その癖はやめようと、自分が決めて対策を練る。
それによって、思い通りの自分になっていくということですね。
2020年2月5日(水)朝のレッスンで
アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ