裏切らない筋肉に、心は必ずついていきます

体と心の関係は、1枚の紙の表と裏です。剥がす事のできない薄い紙です。

表が体だったら裏が心。裏が体なら表が心。
両面切り離せないので体が弱ってきたり筋肉が衰えてくると、心が頑なになったり愚痴がでたり、ネガティブになりやすいんです。

体が、筋肉が、正しい形にどんどん調整されてきて、少しのエネルギーでも思い通りに動かせるようになると、それに伴って心も軽やかになります。

エネルギーの循環もとてもよくなるので、同じ出来事でも体がきちっと整っていると、嬉しいことをもっと嬉しく感じるし、問題があるようなネガティブで暗いことがあっても、たいしたことじゃないと感じます。

それはやっぱり筋力です。

たとえば、姿勢がよくて胸がいつも開いている人は、対人関係がうまくいきやすいです。

なぜならここは愛のチャクラですから、ここが開かれているということは、いつもエネルギーが相手に向かって綺麗なカーブで届くようになっている。

けれど、もし背中が丸くて胸が小さくつぼまっていると、ここのチャクラが締まっているので、自分は相手とうまくコミュニュケーションを取りたいと思っても、エネルギーが出ていないのでものすごく頑張って言葉で説明したりいろんな努力をしてもなかなか通じない。

アナハタが開いていれば、私はあなたと仲良くしたいです、お互いに理解しあいたいです、というエネルギーがスーッとアナハタチャクラから常に流れています。
そこに相手を思いやる言葉を付け加えれば更にスムーズにいきますね。

腰も自分の信念を形にするパワーを生む場所です。

腰が落ちていると、心のなかで強い気持ちがあったとしても、それを実際に具体的なものに変える力が弱くなります。またはものすごい頑張りを必要とする。

だから腰をきちんと鍛えないといけない。
腰は、ちゃんと立って丸くもできる、ぐっと反らすこともできる。

腰の筋肉の柔軟性によって、自分の真の信念の強さを、具体的な現象として形にするパワーがついてきます。弱い心にも信念の強さがもたらされるんですね。

体から鍛えるか心から鍛えるかというのは、ニワトリと玉子の議論みたいですけれど、分かりやすいのは筋肉は絶対に嘘をつかないということです。

心は自分を誤魔化します。すぐにつもりの世界が出来上がる。なかをむいてみるとそれは自分も騙されている巧妙な言い訳だったりして、全然真実じゃない。
自分自身に自分が騙されるのです。

でも筋肉は絶対に嘘をつかない。だから私はトレーニングが大好きです。

1回やれば1回分、必ず成果を出してくれる。
これが積み上がっていく手ごたえと実感なんです。

やった努力を決して裏切らない筋肉を確実に積み上げていくことによって、心がそれについてきます。

そうなると今度は、エネルギーの循環というものが自分の体のなかでも心のなかでもどんどん増幅していくので、何もかもが思い通りに本当にうまくいく。

ちゃんときちんとやるべき努力を積み上げていけば、人生は本当に何でも思い通りにいくんだなってことに実感が出てくると思います。

それに加えていまは特別な時代で、神様のご褒美を誰でも沢山頂ける素晴らしいタイミングなので、この波に上手に乗って、自分の絶対的な人生を歩き始めましょう。

毎日がその手ごたえに、喜びとワクワク感を味わえるようにしていきたいですね。

一息十秒は、素晴らしい力を生みます。
確実に筋肉が正しい形に、しかもしなやかに強くなります。

                2019年2月27日(水)朝のレッスンで

                      アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ