バラのように素直で美しいエネルギーで

1年を通じて、さゆらばなの庭が一番豪華で美しい時期です。

バラがとにかく満開で、いろんな種類のバラがあります。赤もピンクも紫も白もありますし、ピンクも濃いピンクとか薄いほのかなピンクもありますし、その他の花も一番美しい時期です。

私自身の化学物質過敏症という体質のせいで、以前はこの時期にさゆらばなに行くことができなかったですけれど、2、3年前からこの時期にも、いつも通りに行けるようになりました。

しかも先週、ワークショップをやりました。みかんの農薬がすごい時期ですけれど、ひどい反応もなく、滞りなく日常も作業もワークショップもできていることを、本当に有難く思いますね。

年間を通して、こんなに庭がきれいな最も美しい時期に、私がそれを生で見ることができないなんて、とずっと思っていたので、触ってみたり、香りをかいだり、眺めたり、写真を撮ったりできる喜びで、元気でいる事は本当に有難いなとしみじみと庭に立ちながら感動しました。

さゆらばなは、今年で丁度丸10年になりますけれど、バラも最初に植えたものからどんどん変化しています。

この庭に合わない種類、場所が好きじゃないという理由で枯れてしまったり、何度植え直しても育たない花もあり、かと思えば最初に植えた時より花がどんどん大輪になって、本当は中輪のはずなのに大きなバラの花を咲かせて元気になっているものあります。

特にキッチンの裏の壁面のバラは、最初もっともっと小さい花だったんですけれど、今年は丁度緩く握った握りこぶし1個分くらいの大きさになって、きれいなピンクの花が満開です。

そういう花の移り変わりの変化をみても、やっぱり同じ価値観が寄り添う時に生まれる美しいエネルギーというものを感じますね。

さゆらばなに集っている方々も、出会いがあり、別れがあり、集っていた人が離れていったり、また新たな方がさゆらばなにコンスタントに来られるようになったりと、人間も入れ替わっています。

共通した価値観に今出会えた、目覚めた方もいれば、自分の価値観がどんどん変化して、純度が上がっている人もいます。

純度が上がっている中で、それぞれがものすごく自由になっている気がします。

花を見て感じる事ですけれど、人を見ても同じように思えますね。

おおらかで開放的になっている。言葉を超えて、存在としてありのままでいられるようになっている。

それは、その根底にある価値観を共有できているからこそ、信頼があり、自分を闇雲に守らなければいけないという意識がいらないからですね。

ありのままが受け入れられている、許されている、という事を本能的に体も心も感じるので、皆がとても、なんていうんでしょうね、存在がオープンなっている。心が開かれているように最近は特に感じます。

それがまさにバラたちの在り方と同じで、生きているものというのは、人間だけじゃなくてみんなエネルギーというものを感じながら日々刻々と変化しているんだなという気がします。

そこに邪魔なものはやっぱり執着であり、我欲であり、自己保身であり、プライドですね。

花はそういうものが一切ないので、素直にそのままに変化していくので、人間より変化が早いし見事に香って人を癒してくれるのだと思います。

私も本当に自然の花のようになれるといいなというのは、先週末に美しいバラを見ながらしみじみと感じた事です。

今週末はまたクリヤヨーガの劇薬コースがありますから、ぜひ皆さん上の庭まで上がってきてください。

環境を選び、ここでこそ、さゆらばなでこそ自分が最高に美しく咲けるという繋がりを、きれいな色と香りで存在を示してくれているバラたちの様子から、そういう深いエネルギーを感じ取って頂けると良いと思います。

2021年5月21日(水)朝のレッスンで

アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ