今月は、7月14日が満月ですね。
世界的には14日の満月に、グループーニマが行われます。
シャンティパットは諸々の事情で、同じ日に開催出来ません。翌週の日曜日になりますが、年に1度このグループーニマの時期が近づいてくると、私はやっぱりそこはかとない緊張感が自分の中に芽生えてくるのを感じます。
グルーがマハ・サマディに入られる前、インドのリキヤというアシュラムにまだいらした頃には、毎年グループーニマの度に、インドに手紙を送っていました。
校長先生のニランジャンナンダさんと、サッチャナンダさんにです。
自分がグルーに出会えたお陰で、物質的なものや我欲から解放されて、少しずつでも内的な人生とは何かを知りたいという道へ導いていただけたこと、そしてとても強く大きな愛で応援を送ってくださっているのをどんどん感じるようになってきたこと、そういう気持ちで感謝とともに1年に1度手紙を書いていました。
今はもう肉体がなく、天上界にいらしたので、肉体がある時よりも更にもっと高く広く大きい所から、私の中まで全部お見通しなんだなと思います。
それはグループーニマだけでないんですけれど、やはり1年に1度、去年よりどのくらい自分が内的な人生の歩みを進めることができただろうか、という目で自分を点検するので、これも全部グルーの目からお見通しなんだなと思うとやはり緊張感で一杯になりますね。
自分なりには一生懸命進んでいるけれど、グルーの目からご覧になった時に「遅いね」と言われているんじゃないかなと、いつも自分の中で感じています。
年に1度自分の中が緊張感で一杯になる、グループーニマという節目をいただけていることを、とてもありがたく思いますね。
もしそれがなければ、一生懸命やっているという事実を観察できたとしても、グルーの目からご覧になっての自分の進歩はどうなんだろうかという、別の視点で自分を点検することは滅多にないからです。
非常に有り難いことだと思います。
いつからか忘れてしまいましたけれど、皆さんと一緒に私のグルーであるサッチャナンダさんを讃え、感謝を捧げるようなグループーニマに変わってきたことも、私としてはとても嬉しいんですね。本当に嬉しいです。
それは私というものを通じて、グルーのエネルギーがもっともっと強く大きく皆さんへ行き渡るための、とても大事な行事になったからです。
架け橋としての私を通じて、皆さんと一緒にグルーへ祈りを捧げることで、見えないエネルギーのパイプが太くなってきて、今年もまたご一緒できることが本当に嬉しいです。
それは単なるグループーニマというイベントではなくて、1年の自分の在り方をきっちりと振り返り点検し、またそこから来年のグループーニマに向けて、自分自身への対策を言語化するためにとても大事な日だと思います。
先を見据えて、どういう風に日々のサーダナと日常生活での自分の心の在り方を調教していったらいいかということを、もう1度考えると良いと思います。
そのために、グループーニマがあるのだと思います。
もちろん根底には、感謝を形、言葉、行動を通してグルーにお伝えする、具体的な行為として表すことが大前提ですけれど、それを表しつつ自分の中の内的な作用としては、更に来年に向けての調教のリストを自分で作ることだと思いますね。
2022年7月7日(木)朝のレッスンで
アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ