「バガヴァッド・ギーター」の朗読を続けます。
感覚器官と、それらの快楽の対象との、外的な接触に耽溺しない人は、自分自身の内部に喜びを生み出す。
そのような人の魂はブラフマンと結合する事ができ、
彼は決して滅びる事のない喜びを得るであろう。
【解説】
人生において幸福を得るために奮闘している人に、ギーターは不変の喜びを得る方法を示している。
人が外面的な快楽には永続する喜びがないことを知ったとき、彼は根源の喜びを見出すために、自分自身の内面を省みる。
ヨーガの修練によって、人の魂はブラフマンと結ばれるようになる。
ブラフマンは、サット・チット・アーナンダが本来の姿である。
純粋存在・純粋意識・純粋の喜びがブラフマンである。
そのブラフマンを見出してこそ、人は決して滅びることのない喜びを得る。
ギーターによれば、人はブラフマンを得て、この人生において永遠の喜びを得ることが出来る。
しかしこの喜びは、自分の心を外界から遠ざけて、自分の内なる神に向かわせる時にだけ出会えるのである。
「バガヴァッド・ギーター」より「19 平安と幸福」
2022年9月15日(木)朝のレッスンで
アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ