直球の愛

2017年の誕生日会で「港のヨーコ」ならぬ「港のまさみ」の毒舌コーナーが素晴らしく盛り上がって、全員が腹の底から笑うことができたことに、私はみなさんとまた違う感慨を味わいました。

私自身は何も変わってないんです。35年前にこのクラスを始めた時からずっと、その人その人にそのタイミングで、きちっと一言を言いたいという思いがありました。

苛めるためとかけなすためではなくて、そこを直せばあなたの隠れている素敵さが外へ全開で出てくるから直しなさい、という意味で言っているんですね。

35年前も同じ気持ちで言っていましたが、当時はその一言でみんな教室を辞めていきました。私は何で辞めていくのかがわからなくて。

愛を伝えるのはなんて難しいのだろうと。

この時の誕生日会では、同じことを言っても、それを私の愛だとわかって受け止めて、自慢気にそれをみんなとシェアして笑い転げるというレベルに来たっていうことが、本当に諦めないでよかったなぁと思いました。

愛を伝えるということ、どうしたらわかりやすく相手に伝わるように渡せるんだろうというのが私のテーマでした。

ずっと模索しながら歩いてきましたけど、長いこと理解されませんでした。

私自身が下町の人間なのと、無駄が嫌いなので、言葉もピンポイントで究極の一言しか言わないので。

その表現が、私の愛情を伝えるには短すぎたんだろうと思います。自分の性分で、いろいろ言っているうちに照れてしまうので、わからなければわからないで仕方ないかという気持ちがありました。

でも、今いるメンバーが、それを本当に私の愛だと受け止めて、笑いの種にまで昇華できるっていうその成長ぶりに、私は本当に感動して感慨深いものがありました。

こういう心の繋がりができれば、後はただただ、私が必死に精進をして自分のレベルを上げていくことで、みなさんが同じ境地に必ずついて来るっていうのが明らかになったので、単純に誕生日をお祝いして頂いたという喜びというよりも、今後のシャンティパットの方向性と、みなさんの将来について素晴らしく明るい希望の光が確実に手の中にある、届くところにあるっていう感覚を今持っていてとてもとても嬉しいです。

最後に一言。私は毒舌じゃないんですよ。本当のことを言うだけなので。

まだ毒舌という表現になるのは、事実と感情を切り離して自分のことを見られていないということかなと感じました。

世の中では、陰でみんなが言っていることを、私はただ面と向かって究極の一言で渡しているだけです。

それを糧にして、みなさんが自分を成長させていこうと思ってくれていることがとてもよくわかりましたので、また更に集中力を持って、ビシビシと伝えていこうという気持ちになりました。

「五つの天使が微笑んで vol.7 1応援される人になる」より

アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ