音楽が奇跡をもたらす

1月27日に投稿された まさみブログで、「心の芯まで温かくなる映画」として『奇跡のシンフォニー』が紹介されました。
紙や まさみがスワミ・サッチャダルマにお見せしたところ、「人生で最高の映画」とおっしゃり、オーストラリアのスワミ全員でシェアし、喜ばれたとのこと。

『奇跡のシンフォニー』
原題:August Rush 2007年製作/113分/アメリカ

世界は、この少年に涙した。
きっと会える。この音の先に、愛が聞こえるから。
11年と16日、施設で育った孤独な少年がまだ見ぬ両親への愛を奏でる感動作。

両親がおらずニューヨーク近郊の児童福祉施設で暮らす少年「エヴァン」。
あらゆる音がメロディに聞こえるという類まれな音感の持ち主。
顔も名前も知らないが、両親とは心に聞こえてくる音を通じて繋がっている・・両親は必ず迎えに来ると、エヴァンは固く信じていた。
しかし、11歳になるまでその願いが叶うことはなかった。
ある日不思議な音に導かれるように、孤児院を抜け出してしまう。
 
マンハッタンへやってきたエヴァンは、「オーガスト・ラッシュ」と名を変え、ストリート・ミュージシャンのグループと生活をともにしながら、両親捜しへの第一歩を歩みだす。
生まれて初めて楽器を手にしたことで、エヴァンの音楽の才能は瞬く間に開花する。
自分の奏でるギターの音が、この世界のどこかにいる両親の耳にきっと届くことを信じ、街角で無心に演奏するエヴァン。
 
一方、新進のチェロ奏者だったエヴァンの母「ライラ」は、当時ロックバンドに所属していた「ルイス」と出会い、一夜を共にして妊娠。
しかし、父親に結婚・出産を反対されていた。
父親から死産だったと告げられたライラは、その後1人で生きていく。
実は、ライラの父親は、彼女に内緒でその子を施設に預けていたのだ。
11年経ってそのことを知ったライラは、息子を探し始め、マンハッタンへたどり着く。
 
ライラと結ばれることのなかったルイスは、一時は悲嘆にくれ、音楽もやめていた。
しかし、彼女への未練が捨てきれず、彼女をもう1度探し始めた。
ルイスはロックバンドに復帰し、音楽に導かれるかのようにマンハッタンへ向かう。
 
3人が向かったのはエヴァンが出演することになった大きな音楽祭。
同じ目的を持った、まだ見ぬ親子、久しぶりの再会をすることになる元恋人同士。
運命の糸にたぐり寄せられるように、それぞれがマンハッタンへとやってくる。
奇跡を信じて。
エヴァンは、両親に会い、愛を伝えることができるのか。
奇跡のシンフォニーが、ついに奏でられ始めた。

個人的には、エヴァンと父ルイスがマンハッタンの路上で偶然出会い、ギターでデュエットをするシーンが感動的でした。
ラストシーンの前、音楽祭の当日。エヴァンが会場に行くかどうか迷っているとき。
二人は生まれて初めて出会ったにも関わらず、見事な演奏を披露します。
そして、ルイスはエヴァンにこう言います。「自分を信じて!」

BSY(ビハール・スクール・オブ・ヨーガ)の資料に、次のような一節があります。

音楽は、リズムとハーモニーから成り立っています。
その意味で、宇宙にあるすべてのものは、音楽なのだと考えることができるでしょう。
太陽も月も、宇宙のリズムで定められたとおりに昇り、沈みます。
鳥のさえずりは、美しいメロディーです。
それは、音楽そのものではありませんか。
おびただしい数の鳥たちがそれぞれに喜びを表現している早朝は、壮大な交響曲を聴く思いです。
※参照「キールタンのパワー」

そして、グルー、スワミ・サッチャナンダ・サラスワティの言葉(抜粋)。

音楽には、ものすごい力があります。
それは、人間が見つけた最も素晴らしい力です。
音楽(キールタン)だけが、最も崇高でスピリチュアルな体験をすることができるのです。
音楽(キールタン)だけが、神聖なる存在とつながることができます。

2月のキールタンは、27日(日)。3月は、20日(日)。
誰でも参加できます。ぜひお申し込みください。

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