ふと目にした記事のなかに「心の中に澱(おり)が溜まり、その澱があなたのエネルギーを奪っていく」っていうフレーズがありました。
どういうことかというと、例えば自分で、明日の朝は5時に起きようって決めて、それなのに翌朝5時に起きられなかったとします。あぁ、起きられなかったって思いますね。それが、心の中に溜まるひとつの澱です。
また別の例だと、誰かが何かしてくれて、ありがとうって言いたいと自分は思ったのに、そのタイミングを逸してしまって、そのときにありがとうが言えなかったと。
あの時ありがとうが言えなかった、っていう思いが心の中に残りますね。それもひとつの澱となって、心の中に溜まっていきます。
本当に小さなことです。人にはわからないこと。自分だけのこと。
でも、自分の中にそういう小さな澱が、じわじわと溜まっていった時、あなたの、本来循環しているエネルギーをその澱が吸い取ってしまうということです。
その澱の分だけエネルギーが減っちゃうんですね。
自分では意識的な大きな理由がないにもかかわらず、なんか心がさっぱりしない、晴れやかじゃない、なんとなく梅雨空のような重さがある、という現象が起きてきます。
これは誰でも日常的に経験してることだと思いますけど、それは自分の心の中の澱が原因なんだと。
そういう澱が、心の中にどんどんどんどん溜まって、自分のエネルギーを吸い尽くしてしまい、減らしていくって考えると、別の言い方をすると、毎日自分のカレンダーに、達成感のシールを貼りましょう。私の言い方だとそうです。
「本気の扉」にも書きました。小さい達成感シールを貼っていく。それは、朝5時に起きるって決めたら起きて、そんな小さいことだけど、やったーと思う。
自分が決めた時間にぴったり起きた。その小さい達成感を、自分の心の手帳に貼っていく。
澱がどんどんどんどん溜まっていくっていうのと、対照的な心の状態っていうのをイメージすると良いと思うんですね。
私は、いつも誰かにとにかく達成感を味わってもらうために、どうしたらいいかということをすごく考えます。
小さい達成感でもいいから、その達成感を味わった時の、体の中と心の中にスパークするエネルギーの感覚っていうのを、たくさん味わってほしいと思うんですね。
例えば、今サルサでターンを特訓していて、四回転するには八回転できないと、本番では四回転が綺麗には回れないので、その八回転に挑戦しています。
それが先週初めてうまくいって、何とも言えない、自分しかわからないんですけど、この達成感。
あぁこういう感じが、ほんとに日常的にちっちゃいことでも、自分の中のシールをこうやって貼っていくって、すごく手応えがあってワクワクする日々だなぁと、また改めて感じました。
そんな時に、心の澱を溜めてしまうとエネルギーが吸い尽くされるという記事を読んだので。まさにです。
ぜひ皆さん、澱じゃなくって、達成感というシールを自分の心の中に貼ってください。
そのためには、澱が溜まるとエネルギーはなくなってしまうからやり遂げようという思い方で、自分に負荷をかけるということですね。
そんなことをまたひとつ、ヒントにしていただけるといいなぁと思います。
2021年7月14日(水) 朝のレッスンで
アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ