伊東四朗さんって、コメディアンで今は俳優さんとしても現役で活躍してらっしゃる方ですよね。84歳なんだそうですけど、写真を見てもものすごくキラキラして輝いていて、素敵だなあって思うような風情をされていて。
84歳の現在でも円周率を千桁、暗唱しているそうです。
昔は毎日1万歩いていて、今はちょっと減って7千歩ですっていうようなネットの記事だったんですけど。
円周率っていう意味のない数字を千桁まで暗唱できる、84歳にして毎日それを続けてるっていう、やはり努力ですね。素晴らしいと思いました。
そういう脳の使い方が、この顔を作ってるんだなあと感動しました。
そういう脳の使い方は、80代になってから始められるってものではないんです。
若い時から、40代50代からそういう脳の使い方が自分にとって当たり前になるっていうことが大事だと思うんですね。
毎回のクラスで、一人一行のマントラの練習をしてますけど、覚えなさいっていうのではなくて、紙を見ていい、歌詞を見ていいですよって言ってるんですから。ただちゃんと音を覚えて区切るところを覚えて、言葉がつっかえないように練習しましょうねって言っています。
千桁の円周率の暗唱よりも、どれほど簡単なことかと思います。
円周率を千桁、毎日毎日暗唱しても、神様のパワーがどんどんエネルギー的に大きくなるってことはないと思います。
でもマントラは、神様が降ろしてくれた素晴らしいエネルギーの言霊ですから、1回唱えたら唱えた分だけ必ず体の中に変化が起きているんです。
唱えれば唱えるほどその変化が蓄積され、積み上がって行くことで、自分の運命を変えていく。
健康状態のレベルを上げてくれる、悪いものから身を守ってくれる、素晴らしいヒントが、直感力がもたらされて、パッとわかることがある。
何かを選択する時に間違いのないものを選べるっていうような力を、自分自身の中に育んでくれるパワーの元がマントラなんです。
ほんとだったら、暗唱しましょうって言いたいくらいなんですけど、長いですし、種類もたくさんあるので、ハヴァンで紙を見られない特別なものに関しては覚えましたけど、それ以外は紙に書いてある歌詞を見ていいですよってしているので、ほんとに練習してください。
練習っていうよりも、練習だと思って1回唱えていても、その1回は1回で確実に体の中は変わってます。
脳の中も変わってる。
84歳になってもああやってキラキラと輝いた、ピシッと焦点の合った瞳で艶々とした姿で、現役でバリバリ活躍できるような脳みその状態、体の状態を自動的に作ってくれるのがマントラです。
クラスでやっていること、宿題に出ることっていうのは、意味があってそうしてます。
その意味をやはり、いつも自分で探すことが大事だと思いますね、私は。
言われてるから、やらされてるからやるっていう姿勢がある限りは100%の効能は自分のものにできません、絶対に。
なぜなら、やらされてるものは積み上がらないし、それ以上の効果は産まないからです。
その意味を自分が理解して、「やりたい」「やるべきだ」と思った時にホルモンが動くんです。
βエンドルフィンを自分の味方にできるかできないかっていうのも、そこに分かれ道があります。
ここに在籍する以上は、絶対にやらなきゃならないことだったら、やらされてる感で覚えるのと、「ああ、これが自分の人生を変えていくんだな」って思いながらやるのとでは、天と地ほどの差が出てきますね。
毎日のサーダナでもそうです。意味を自分でよく考える。
なんのために自分はこれをやるのか、やっているのか、自分で探して自分が納得することがとても大事だと思います。
2021年12月2日(木)朝のレッスンで
アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ