本格的なフレンチのコースを作るようになった時に、エディブルフラワーの存在を知ったんですね。
有名なフレンチレストランが長年ガトーフォアグラを作り続けていて、そのレシピを使って作った時のことです。
エディブルフラワーをオリーブオイルとレモンでちょっと味をつけてサラダとして添える。そのお花のサラダとガトーフォアグラをペンタスというお花で繋いで一皿の絵が完成するんですけれど、その時に食べたエディブルフラワーがあまりにも豊かな香りと良い色と良い触感と良い味で。なんていうんでしょうね、柔らかい優しさに包まれるエネルギーだったんですね。
それから私はお花を食べることにはまって、今はさゆらばなでも栽培しているので週に3回は食べていると思いますね。
特別な料理をしなくても、ちょっとした普通のグリーンサラダに何輪か乗せるだけでも、または焼き魚にレモンを添える端にちょこっと花を1、2輪添えるだけでもガラッとその料理が変わっちゃうんですね。
エネルギー的にも変わるし、見た目の美しさがなんとも心の深いのところに喜びとワクワク感を与えてくれる。
誰かがお花のサラダを食べる時、これは天上界の食べ物ではないかというような感想を言っていたんですけれど、本当に穢れのない、神様が大好きなお花を大事に育てて、またそれをワクワクしながら食べるというこのかけがえのない瞬間ですね。
もう今では病みつきというか、ストレスが消えていく。
ストレスはあまりないですけれど、本当に忙しい中でも、食べるためのお花を盛り付けたお皿を食卓に見ただけで、一日の時間の流れが急にゆっくりになって、今日も一日本当に幸せだったなって思えます。
エディブルフラワーってそういう力を持っているんだと思うんです。
みなさんはお料理も頑張っていらっしゃると思いますけれど、エディブルフラワーを食べる時の心と体の華やぎが、また新たなエネルギーを与えてくれるという体験をされるといいと思います。
クリヤをやったりタットワをやったりサーダナを一生懸命頑張っていても、それだけではちょっと足りない部分を、私は何で補うかと言ったら、自分の中から出てくるベーターエンドルフィンです。
そのべーターエンドルフィンをいっぱい出してくれるものの1つに、食卓で味わうエディブルフラワーがあるんですよ。
この喜びをシェアできたらいいなと思うので、なじみのない方はとっつきにくいかもしれませんが、ぜひ試していただきたいと思います。
最近は通販でも、デパートでも販売しているところがあります。畑でも採れることもありますので、チャンスがあればぜひご自分の食卓をエディブルフラワーのサラダで飾ってください。
自分のなかからベーターエンドルフィンが出ると、一緒に食べる家族にとっても素敵な時間になると思います。
季節によって食べられるお花ももちろん違います。今はパンジーとかビオラとか金魚草とかジュリアンとか。
それから何と言っても私の大好きなナスタチウムですね。辛味があってピリッとしてなんとも言えないパンチのあるお花です。
それらが今は食卓を飾っています。
2022年4月21日(木)朝のレッスンで
アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰
紙や まさみ